神奈川県横浜市泉区にある工務店|新築・リフォーム・耐震診断など家に関することならなんでもご相談ください。
耐震ブレース検査!!
だいぶ暖かくなって来たかと思えばまだまだ、肌寒い時期ですね。
事務所前の桜も満開ですが、もう一度萎んでしまいそうな感じです。
数日後の入学式まではぜひ頑張ってほしいと願うばかりです。
本日は検査機関のハウスプラスさんに依頼をしてサイシンエイ工法の
ブレス金物の強度検査を行いました。もうかれこれ10回近くお世話になって
いますでしょうか。
試験体を装置にセットして試験をスタートします。今回は3尺(柱芯々910mm)と6尺(1820mm)の2体の検査を行います。
このツッパリ棒のお化けみたいなものが、強い力で押したり、引いたりを繰り返し変形角度を確認し力(負荷)にどの程度まで
耐えられるのかを確認します。
スタートから次第に強い力が加わっていきます。毎秒単位でデータがPC上に送られてきます。
30分ほどしてこれが終局。この検査は破壊検査なので試験体が壊れるまで行われます。本試験においてブレス装置自体の損傷はそれほどではなかった
のですが、先に木部が割れてしまいました。試験前と後で19mmの鉄筋がかなり引っ張られて伸びています。それほどの力が加わった
という事なのでしょう。後日改めて正規データはUP致しますが、速報値で壁倍率換算3.6倍。45x90のタスキ掛け筋交いに
少し足りないくらいの数字です。もちろん、引き抜き力や基礎、劣化状況など改修の実現場では様々な考慮が必要になりますが、壁を壊さず外付け
ブレスでこの強度を既存に足せるというのは活用できるものが多々あると考えます。
試験結果の中では、従来の金物に比べ少し(+0.2倍)改良されました。
少しずつでも強度的に、精度、施工性をもっと良い製品にしていこうと純粋に考えております。ちょっとマニアックな内容でしたが、
ご興味ありましたら是非、お問い合わせください。